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コンセプト

羅紗屋とは?

もともとはポルトガル語のrax:ラシャ(毛織物の一種)が語源の外来語で、その音を漢字に当て字した羅紗からきているといわれてます。一般には羅紗とは厚手の毛織物の総称などをさしますが、羅紗屋での羅紗とは紳士服用に使用されるスーツなどの生地となります。

 

そして羅紗屋とは紳士服地の切売の卸商のことを指し、具体的には生地を毛織物メーカーなどから反物単位で購入して、店の在庫として持ち、その反物をテーラー等の注文に応じてスーツ1着分など10センチ単位などにカットして卸販売する生地屋のことをいいます。昨今では服地卸商とか紳士服地卸商などともいわれてますがやっぱり我々にとっては羅紗屋という言葉が一番しっくりきます。
裁ち台という大きな木製の台の上で反物をバタンバタンとほどいて、サシ(1mの物差し)で測ってチャコで印をつけて、それから裁ち鋏やピンキングバサミでジョキジョキとカットする音も流れるという昔からある風景です。

 

当社の特徴

当店では毎シーズンに自社作成にでバンチブックを2~3種類ほど作成しており、それを全国各地のテーラーさんなどに配布し、生地を必要着分数などに切って卸販売をメインとしております。
当店取り扱いの生地反物はインポート(主に伊と英)及び国産メーカーの品物となります。
舶来品などは数年に一度は実際に現地に赴いて(本当は毎シーズンが理想なのですが…費用や忙しさのの都合上、当店のような小規模店では難しいのが現状です)各国のメーカーやバイヤーさんととトレンドの事情、サンプルやデザインの打ち合わせをしての輸入となります。
※原則的に中国製の生地は当店では取り扱いをしてはおりません。

 

また当店の店内は本業が羅紗屋のため、いわゆる世間一般の注文洋服店のような綺麗な店舗やショールームなど整った接客スペース等は申し訳ございませんがありません。はっきり申し上げれば店は狭いですし、接客スペースもありませんし…昔ながら羅紗屋の形態そのまんまです。